所長コラム
春
春の到来に、伝えたい思いをつらつらと…
当センターには、入り口の西側と建物東側にちょっとした花壇があります。
寒い時期は、寂しかった花壇だったのですが、今、東花壇には黄色いチューリップ咲き揃い始めました。そして、入り口側には、チューリップ、フリージア、ビオラが咲いて、千鳥草と芝桜が今か今かと花開こうとしているところです。
華やかな花々には、彩りはもちろんですが、地中で蓄えてきたエネルギーを感じます。
この春、当センターも体制をリノベーションして、就労を軸にした支援を進めていくこととしました。開花同様に蓄えてきたエネルギー(支援ノウハウ)を惜しみなく放出するイメージです。
4月1日から相談支援サービスは、一旦休止しますが、その分、支援に係る資源(人材、技法、システム、施設設備)を指定障害福祉サービスに注力してまいります。
よろしくお願いいたします。
「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本
気になっていた本を購読しましたので、思うところをつらつらと…
齢五十を過ぎ、アラ還の域へと突入して暫し。人生百年時代といえども、とうに折り返しを過ぎて悩める年ごろ。なんとなく飲酒についても考えて見ようかな~と、深く考えずに手に取った一冊でしたが…。
読後の正直な感想は、「アルコール、怖え~」、そして「もう焼酎飲めなくなるわぁ~」とタイヘンなことに。
我ら世代は、お湯割り文化が浸透してきたせいで、ひと世代前のように、人前で酔って醜態を晒す、いわゆる“のん兵衛(やまいもほり)”は、あまりいませんでした。しかし、若い時分は上司の一声で突如として飲み会が企画されたり、自宅での“だれやみ(晩酌)”は、社会人としてはあたりまえのこと。疑問すら持たずに生活してきました。
ただ昨今の自粛モードから、晩酌の量が徐々に増えてきて、体重も増加気味。こりゃおかしいぞと懸念していましたが、習慣性の合理的な解とその怖さをこの本に教えられました。著者によると、『アルコールは薬品』だということ。そして、『飲酒には、精神的な効用はあるが、身体的な効用は全くない』云々…(詳細は、ぜひ買って読んでくださいね。酒飲みには必読だと思います。)。
確かに、これまでもフルマラソン前に長期禁酒したまでは良かったが、解禁後は酒量が増えたり、むしゃくしゃして飲酒したものの、酔いが醒めると何も解決できていない現実を前にして、自己嫌悪になったりしたもんなあ。今更ながらではありますが、沼にはまる前に少しアルコールから距離を置くことにしましょうか。
アルコールに限らず、人は普段あまり気にも留めないような習慣や思考、行動の中に生きています。何かをきっかけに、一旦立ち止まって俯瞰的に見つめ直すことが必要なようです。
ちなみに、どれくらいの期間距離を置くことができるかは、私次第です。まずは実践あるのみ。
石の上にも三年いれば暖まる
新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
当センターの業務も本日から始まり、通所サービスの使用者の方々からも年始の挨拶を頂きました。背筋をピンと伸ばして挨拶をする。それだけでも身の引き締まる思いです。
さてさて、所長のつぶやきも、その需要があるか否かは措くとして、早いもので3年。2019年1月『初めまして』、2020年1月『新しい時代の節目』、2021年1月『山は登ってみなけりゃ分からない』と、その時々の思いを綴ってきました。石の上にも…云々のごとく、そろそろ名文が書けそうなものですが、未だ道半ば。暖まるまで続けるしかないようです。
話は変わりますが、先の石の上にも…の格言は、決して我慢が美徳ということではありません。三年に限らず、長く続けることで成果が出るものだとのこと。
昨年末、就労移行、生活訓練の合同でフリートーキングがありました。この1年を振り返って嬉しかったことなどを、思い思いに語ります。その様子を覗いていたところ、ある方がこんなことを…。
『初めて就職できて、嬉しかった!』
それを聞いて、正直感動しました。
彼は、6ヶ月間のトライアル雇用を経て正式採用になりました。今は、生活訓練を受けながら長期定着を目指している途中。そんな彼の『嬉しかった!』は、飾らない本心だったと感じのです。就職までは決して平たんではなかったし、これからも様々なことと向き合っていくことでしょう。しかし、コツコツと長く続けることで、これからも嬉しいと思える成果が、必ず見えてくると確信しています。
当センターでは、今年も就労移行、就労定着、生活訓練、ジョブコーチの各支援事業が連携します。そして一人でも多くの方に、『就職できてよかった』、『生活の質が上がった』等々が実感できるよう、利用者の方々を全力でアシストしていきます。
年の瀬
今年も残り5日ほど、年の瀬を迎えてつらつらと…。
幼い頃からの刷り込みなのか、テレビなどの影響か。はたまた社会人としての常識なのか、定かではありませんが、この時期『この一年を振り返る』のが常。私の場合、例年『あれもしておけば…』などと、言い訳が多いなか、今年はできたことのみに着眼。
今年、唯一自慢できるのは、愛犬『じゅん(雌の柴犬)』の朝の散歩。毎朝5時過ぎから40分間ほどを、1年間コンプリート。彼女はもうすぐ4歳、人間の年齢にして20歳代後半。ツンデレで気まぐれな彼女との散歩は楽しくもあり…。
そして、この散歩のもう一つの楽しみは、この時間から動き出した人たちとの連帯感。まだ暗い中、散歩する人、ジョギングする人、新聞配達する人、そして働く人たちと、それぞれの時間を共有しているような気持ちに(個人的感想です)。
途中、Y社の宅急便センターの前を通ります。すでに早朝の仕分けが始まっていて、テキパキと作業されています。ほぼ1年中稼働しているから物流は止まらないのでしょう。これには頭が下がります。仕事柄、働くことの意義を教えられているようで、スイッチが入ります。
昨日は、今年最後の日曜日だったので、少し寝坊してからの散歩。この1年を振り返りつつ家に着く頃、東の空が白み始め、朝日を迎える茜色から空の青へのグラデーションが映えてきました。そして街路灯のLEDが一斉に消えると同時に『今年ももうひと踏ん張り』のスイッチを入れるのでした。
アオタイ
話題としての需要があるかどうかは別として、マラソンの話題をつらつらと。
12月12日(日)、アオタイ(第35回青島太平洋マラソン2021)を走ってきました。
昨年は中止だったので、2年ぶりの開催となりましたが、全国から約9,000人が集結しました。
ランナー、大会関係者、ボランティア、沿道の方々が安心できる大会となるため、様々な感染対策が徹底されていました。詳しくは大会HPをご覧あれ。
天候は晴れ、日中の最高気温20度という、この時期としては暑すぎるコンディション。
私もアオタイには、9回連続でエントリーしてきましたが、過去にこんなに気温が高かったのは記憶にないなぁ…とブツブツ。
実は、前回大会後もここでつぶやいていまして、『来年こそは、コースベストを狙って応援に応える必要があるでしょうね。』と宣ってました。しかし、残念ながら結果はセカンドワースト(涙)。
コンデションを含め、探せば山ほどの言い訳はありますが、これが今の実力ということ。マラソンには、まぐれはないので、次につなげるための経験とポジティブに捉え、顔を洗って出直す(練習)しかないようです。
マラソン大会に限らず、様々なイベントが延期や中止となったり、オンラインの開催が増えています。そんななか、リアル大会だからこそ『悔しい思い』を経験できたのではないでしょうか。実は、ゴール後は、めまいがするくらいの疲労に包まれつつ、荷物置き場で一刻放心状態だったのでした。
が…一晩寝たら大会開催に尽力された関係者の方々への感謝しか残っていません。
次回こそは、コースベストを狙う。それが単純な私の結論のようです(笑)。