所長コラム

所長コラム

キャリアについて考える ③

前回、「苦難は続くのでした。」で終わった“しごと理解”。

今回は、その後について、遠い昔の話をつらつらと…。

 

しばらくして、同級生から声がかかました。

アルバイトスタッフが足りない。らしい…。

なので、彼もつづける。らしい…。

ただし、長期に続けられる人が欲しい。らしい…。

ファミレス(飲食業)で深夜まで。らしい…。

 

卒業後に接客業務に就くこともないし、いい経験になるかも。

安易に面接に行ったら、翌日から勤務(驚!)。

そして、数週間後、紹介した同級生は辞めていたのでした。

(ある意味、彼にも社会勉強させてもらったことは措く。)

 

その店舗は、スタッフ10数名のうち社員は2名。

残りはパート、アルバイト。

アルバイトとはいえ、接客マナー、提供ルール、衛生管理まで徹底教育。

そして、即実践(OJT)。

当時、24時間営業ではなく、深夜までの年中無休営業。

店長は、いつもお疲れの様子だったのを記憶しています。

 

ここで学んだのは、徹底したコスト意識、シフト勤務、賃金水準、割増賃金など。

本当に知らないことばかりでしたが、1年間超続きました。

しかーし、恥ずかしながら、本業の単位を落とす(泣)という失態を経て、

“ワークライフ、スタディバランス”に気づくことになるのでした。

 

今日のところは、ここまで。

キャリアについて考える ②

前回、自身の学生アルバイトの経験から、“仕事理解”の一面を垣間見たことに触れました。

今回は、少し脱線気味に当時の経験からつらつらと…

 

前回同様、遠い昔の話になります。

 

入学してすぐのこと。同郷の友人から誘われて、運動部に入部することになりました。

同種の競技経験はありましたが、入ったのは未経験の種目。さすが体育会系と言われるだけに、練習はキツイキツイ(泣)。最近まで受験生だった鈍った体は悲鳴を上げます。そのうちに体は慣れてくるものの、一方で困ったことが…。

体は皆についていけましたが、次第についていけないものがあることに気づくのでした。

用品から遠征費まで、すべて自腹。経済的負担が重くのしかかり、そのうちに前回お話しした単発バイトだけでは足りな~い。ズバリ、金欠状態。毎日の食事代にも困る始末。

結局、そうこうしているうちに部活動は断念することになるのでした。

 

今思えば、自身の見通しの甘さには恥ずかしいかぎりですが、当時、本気で何とかなると思っていたのです。キャリアガイダンスの“自己理解”以前の課題。金銭出納、いやお小遣い帳レベルの課題でしょうか。

 

そうは言うものの、金額の多寡は別として、働くうえでは非常に大事なこと。入ってくるお金と出ていくお金のレベル(ここ基本)から、ひと月の金銭管理、一年間に必要な経費と予算建て等々。

当時、学校では全く教わってこなかったことに、はたと気づくのでした。が、苦難は続くのでした。

 

今日のところは、ここまで。

キャリアについて考える①

人生100年時代と言わる昨今。

言い換えると、必然的に職業生活も長くなる。

そんな今、改めて自身の経験等からキャリア(職業的な経験や将来)について、思うところをつらつらと…

 

当センターの事業所名“キャリアアシスト宮崎”にも含まれている“キャリア”という言葉。

職業に係る意味として一般的になったのは、最近のように思います。

私の世代が職業生活に足を踏み入れた頃、キャリアというと、エリート官僚だとか車のルーフに取り付ける荷台を連想しただろうと思うのが正直なところ。

そんな遠い昔の話になりますが。

 

私自身、最初に働いて報酬を得たのは、学生時代のアルバイト。

当時、学生の単発(1日から数日間)のアルバイトは、歩(バイト料)は良いが過酷なのが一般的でした。なので、体育会系が欲しいのか体育館に掲示されていたのを記憶しています。

引っ越し、イベント設営、イベントやコンサートスタッフ、駐車場管理、ホテル裏方、コンパニオン等々。さすがにコンパニオンは女性のみでしたが、様々な職種に接すること自体が社会勉強でした。

なかにはバイト料の高い引っ越しに行ったら、2軒分以上の荷物があったり、プ○レ○の設営では、サボっていた数人の連帯責任で全員が興行主から大目玉をくらい、おまけに撤収が夜中までだったりと散々なこともありました。

しかしながら、今思えば、世の中には様々な仕事があって、当然のことながら、そこには働いている人がいるのだな。生活の糧を得ているのだなと気づかされたのも事実でした。

キャリアの観点から言うと、仕事理解だったのでしょう。

 

2020年改訂の厚生労働省の職業分類では、小分類で440の職種があります(改定前の細分類では892職種)。それからすると、たくさんの職業経験があっても、全体からするとわずかなもので、逆に考えると就業のチャンスはたくさんあることがわかります。

今日のところは、ここまで。

うかいろ

通勤途中の道路工事看板を眺めつつ思うところをつらつらと…。

 

徒歩通勤。

集団登校の地域の子供たちにパワーをもらい続いています。

そんななか、気になる道路わきの縦長の看板。

とある交差点の要所に設置されている『うかいろ』の看板。

 

スクールゾーンにあるためか、ひらがなで書かれていますが…

はて、どれくらいの子供たちが意味が分かっているのだろうか?

の疑問がふつふつと…

 

その場所は、区画整理地から幹線道路に出る大きな交差点。

道路そのものが変わってくるので、片方の横断歩道が使えず、歩道もない状態。

交差点も少し複雑なつくり。

どちらかと言えば、『遠回りしてください』とか『回り道』の方が分かりやすいのでは?

と感じたのは私だけなのかなぁ。

察するところ、当初『迂回路』だった看板。

子供にも読めるようにと考えて、ひらがな標記にしたのでしょうか(勝手な想像です)。

たぶん私が小学生だったら、読めても理解できなかったでしょうね。

 

つきなみですが、日々の支援業務においても同様です。

『読める』だけでは意味がありません。

利用者の方に意味や意図を理解してもらえることは、本当に難しいことです。

障がいの特性や思考のくせから生活環境etcまで、たくさんのアセスメントが必要となります。

このため、いま、当センターでは、支援員全員がアセスメント力の強化に努力しています。

外部専門家の協力も得て、特性理解のための研鑽を重ねているところです。

こちらは『うかいろ』ではなく、『おうどうはない』のでしょうね。

ルールとマナー

少し前にマナー講師が炎上したとかしないとか。そんな話を耳にしたので、ルールとマナーについてつらつらと…。

 

ルールとマナー。

ルールは、約束事なので、場合によっては処罰されることがあります。一方、マナーは、守らなくても罰せられることはありませんが、お互いが気持ちよくなくなったり、関係性が壊れてしまうことも。

 

件の炎上は、マナー講師のパワハラ的言動が原因だとかで、テレビ的な演出が、視聴者を不快にさせたのでしょう(個人的見解です)。

たしかこの方だったと思いますが、以前、「最近の人は叱られてきてない…」的な発言を聞いたことがあります。だからと言って、パワハラは許されません。

私の見解は少し違っていて、どちらかというと、最近の人は社会に出るまでにマナーに関して、指導を受けたりや正しいことを教わる機会が少ないのでは…。言い換えると経験が少ないのだと考えます。

そうであれば、社会人として失敗も含め経験値を上げていけばよいのでしょうが、世知辛いご時世、すぐにやり玉に挙がってしまわないかと尻込みする気持ちも分かります。

 

私もずいぶん失敗してきました。ただ、失敗経験ほど次につながるものはないと感じています。

ずいぶん昔の話になりますが、こんなことがありました。知人の紹介で立ち寄った小料理店。女将さんにお酌したまでは良かったのですが…。注ぎ終わって女将がビシッと一言。「あなた!出世したいと思うのなら、正面を向いてビンは右手で持って左手を添えて注ぎなさい。」そう、女将は、左手で片手酌した若造を諌めたのです。今でもその光景は鮮明に覚えています。

そして、これが酒席のマナーを学ぶきっかけとなりました。感謝しかありません。

 

ルールを理解すること、マナーを身に付けることは難しいです。しかし、経験しないと身に付かないのも事実です。