所長コラム
石の上にも三年いれば暖まる
新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
当センターの業務も本日から始まり、通所サービスの使用者の方々からも年始の挨拶を頂きました。背筋をピンと伸ばして挨拶をする。それだけでも身の引き締まる思いです。
さてさて、所長のつぶやきも、その需要があるか否かは措くとして、早いもので3年。2019年1月『初めまして』、2020年1月『新しい時代の節目』、2021年1月『山は登ってみなけりゃ分からない』と、その時々の思いを綴ってきました。石の上にも…云々のごとく、そろそろ名文が書けそうなものですが、未だ道半ば。暖まるまで続けるしかないようです。
話は変わりますが、先の石の上にも…の格言は、決して我慢が美徳ということではありません。三年に限らず、長く続けることで成果が出るものだとのこと。
昨年末、就労移行、生活訓練の合同でフリートーキングがありました。この1年を振り返って嬉しかったことなどを、思い思いに語ります。その様子を覗いていたところ、ある方がこんなことを…。
『初めて就職できて、嬉しかった!』
それを聞いて、正直感動しました。
彼は、6ヶ月間のトライアル雇用を経て正式採用になりました。今は、生活訓練を受けながら長期定着を目指している途中。そんな彼の『嬉しかった!』は、飾らない本心だったと感じのです。就職までは決して平たんではなかったし、これからも様々なことと向き合っていくことでしょう。しかし、コツコツと長く続けることで、これからも嬉しいと思える成果が、必ず見えてくると確信しています。
当センターでは、今年も就労移行、就労定着、生活訓練、ジョブコーチの各支援事業が連携します。そして一人でも多くの方に、『就職できてよかった』、『生活の質が上がった』等々が実感できるよう、利用者の方々を全力でアシストしていきます。
年の瀬
今年も残り5日ほど、年の瀬を迎えてつらつらと…。
幼い頃からの刷り込みなのか、テレビなどの影響か。はたまた社会人としての常識なのか、定かではありませんが、この時期『この一年を振り返る』のが常。私の場合、例年『あれもしておけば…』などと、言い訳が多いなか、今年はできたことのみに着眼。
今年、唯一自慢できるのは、愛犬『じゅん(雌の柴犬)』の朝の散歩。毎朝5時過ぎから40分間ほどを、1年間コンプリート。彼女はもうすぐ4歳、人間の年齢にして20歳代後半。ツンデレで気まぐれな彼女との散歩は楽しくもあり…。
そして、この散歩のもう一つの楽しみは、この時間から動き出した人たちとの連帯感。まだ暗い中、散歩する人、ジョギングする人、新聞配達する人、そして働く人たちと、それぞれの時間を共有しているような気持ちに(個人的感想です)。
途中、Y社の宅急便センターの前を通ります。すでに早朝の仕分けが始まっていて、テキパキと作業されています。ほぼ1年中稼働しているから物流は止まらないのでしょう。これには頭が下がります。仕事柄、働くことの意義を教えられているようで、スイッチが入ります。
昨日は、今年最後の日曜日だったので、少し寝坊してからの散歩。この1年を振り返りつつ家に着く頃、東の空が白み始め、朝日を迎える茜色から空の青へのグラデーションが映えてきました。そして街路灯のLEDが一斉に消えると同時に『今年ももうひと踏ん張り』のスイッチを入れるのでした。
アオタイ
話題としての需要があるかどうかは別として、マラソンの話題をつらつらと。
12月12日(日)、アオタイ(第35回青島太平洋マラソン2021)を走ってきました。
昨年は中止だったので、2年ぶりの開催となりましたが、全国から約9,000人が集結しました。
ランナー、大会関係者、ボランティア、沿道の方々が安心できる大会となるため、様々な感染対策が徹底されていました。詳しくは大会HPをご覧あれ。
天候は晴れ、日中の最高気温20度という、この時期としては暑すぎるコンディション。
私もアオタイには、9回連続でエントリーしてきましたが、過去にこんなに気温が高かったのは記憶にないなぁ…とブツブツ。
実は、前回大会後もここでつぶやいていまして、『来年こそは、コースベストを狙って応援に応える必要があるでしょうね。』と宣ってました。しかし、残念ながら結果はセカンドワースト(涙)。
コンデションを含め、探せば山ほどの言い訳はありますが、これが今の実力ということ。マラソンには、まぐれはないので、次につなげるための経験とポジティブに捉え、顔を洗って出直す(練習)しかないようです。
マラソン大会に限らず、様々なイベントが延期や中止となったり、オンラインの開催が増えています。そんななか、リアル大会だからこそ『悔しい思い』を経験できたのではないでしょうか。実は、ゴール後は、めまいがするくらいの疲労に包まれつつ、荷物置き場で一刻放心状態だったのでした。
が…一晩寝たら大会開催に尽力された関係者の方々への感謝しか残っていません。
次回こそは、コースベストを狙う。それが単純な私の結論のようです(笑)。
日南路を走る
久しぶりのブログアップは、やっぱりマラソンの話題だったことは、さておき、太腿の痛みを忘れる前につらつらと…
毎年、秋から翌春にかけてマラソン大会ラッシュだったのを、嘘のように消し去ってしまった憎っくき新型コロナウイルス達。開催中止や延期が相次ぎましたが、少しずつ元に戻りつつあり、人類の英知はスゴイなあと感じます。
さて昨日は、2年ぶり開催された『つわぶきハーフマラソン大会in日南』に参戦してきました。
今年は、県民限定のみのエントリ―で、ハーフマラソンのみ約1000人規模の大会になりました。感染対策として、1週間前からの健康管理観察結果を事前にウェブで申告。もちろん当日も検温に加え、同伴者の名簿を提出、上位入賞者の表彰は郵送等々…
肝心の自身のレース結果は、2年前よりタイムが1分程度落ちたので、練習不足は否めませんでした。しかし、久しぶりに出会う知人達との交流や、なんといっても公道で走ることができることが嬉しくてたまりませんでした。様々なイベントが激減している中で、この大会を開催に踏み切った関係者の方々に感謝しかありません。
ちなみに、この大会は、以前よりおもてなしが厚いということで有名です。今年も大盛りの豚汁(以前はお替りも勧められていました)と地頭鶏の振る舞い、スイトピーの持ち帰りがありました。みなさんもぜひ機会があれば参加してみてはいかがでしょうか。
ただ、難しいなぁと感じたのは、会場内のソーシャルディスタンス。
スタートのウェーブスタート(スタート時間を幾つかに分割する方式)も200人程度になることや、コール後のランナーは疲れていてなかなか思うようにいかないのが現実。大会会長自らが率先して誘導に声出しされていたし…。
一方、紙ベースの記録証がないこと等、そもそもに踏み込んでおられるので、今後の大会も様々に変わって行くのでしょうね。
レース後は、新鮮なカツオを求めて目井津まで足を延ばし、微力ながら地域の経済に貢献させていただきました。
そんなことより、3週間後の青太は、大丈夫なのでしょうか!そこの君!
えっ!私?
リサイクル
身近な二酸化炭素削減について、なるほどと感じたことをつらつらと…
今日、職員のHさんが、1枚のはがきを見せてくれました。
この春、新車を購入したHさん。このはがきは、これまで20余年大切に乗ってきて廃車となった愛車からのお便りでした。
「紫陽花が美しく映える頃ですね。私、愛車のフォレスターです。Hさんお久しぶり!」から始まるこのお便りは、「(中略)、私の部品は色々なところで活躍しています。」と結ばれていました。
ここまででお察しのことでしょうが、地元のオートパーツ店からのお便りでした。
拝見すると、廃車持ち込み後の部品の利用先とCo2削減量が項目別にズラリ!
利用先も国内から海外、製鉄所行まで。Co2削減量の合計は1,165.4㎏だったようです。
なるほど!リサイクルすることから、Co2削減になり地球温暖化防止につながるのだなあ~と、今更ながら気づかされました。
なによりも、これを伝えて下さる企業努力に感心させられたのでした。