所長コラム

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継続のススメ

今日から師走。

一説によると、“師”とは僧侶、俗にいうお坊さんのことのようです。

しかし、私のような一般人でも慌ただしい時期。そんな時期に職場の健康診断がやってきます。どういう理由でこの時期になったのかは定かではありませんが、1年間の節制度合いを数値で突き付けられます。

ということで、今年は一大決心。数値に一喜一憂する前に節制してみました。何をかというと、3月から282日間、断酒、食事記録、カロリー収支記録、体重測定を継続してきました。加えて、晴れた日の通勤は、徒歩か自転車。さて結果や如何に。

 

さてさて、本題に入ります。

一昨日、インターンシップ事業の最終日、修了者で現在介護施設で働いているTさんが参加してくれました。就職して4年2ヶ月経って、教える立場になり自信もって仕事に取り組めている様子でした。一方、自身の障がい特性から苦手なこともあるようですが、上司に素直に聞いたり(←これスゴイ)、自分なりに克服しようと努力していました。

実は、仕事を続けるには後段の方が大事で、特性に起因する困難さに向き合っていることには感心させられました。帰り際に必ず私を訪ねてくれるのですが、今回は、『私に力になれることがあれば、いつでも言ってください。』と挨拶して帰っていきました。若干21歳、ADHDの彼、かっこよすぎるわ。

 

継続のススメ。彼に教えられているような気がします。

まだ10ヶ月にしかならない私の健康管理。まだまだ終われそうな気がしません。

産業カウンセラーの日

昨日、11月23日は、勤労感謝の日。産業カウンセラーの日でもあります。

各地で産業カウンセラー協会主催のイベントが開催されました。

 

私と主任は、宮崎市内会場の分科会で話をさせていただきました。

分科会のテーマは、発達障がいがある方への支援の在り方。

テーマとして取り上げていただいたこと、思いのほか日ごろから思案されている会員や一般の方もいらっしゃることに感謝した次第でした。

 

今回は、センターでの支援業務内容の紹介はさておき、障がいがある方への向き合い方、支援を受けることの大切さに重点を置きました。

出席者のほとんどが産業カウンセラー。日常業務や相談等で困難さを抱えている方と接する方も多く、グループ討議では、休憩も忘れ様々な話題について意見を交わすこととなりました。

 

支援者の立場は、特性理解(障壁の理解と克服意思)が支援の出発点。一方、産業カウンセラーの視点からすると受容共感できても気づき(特性理解)に繋がらない。双方のそんなもどかしさは、障がいがある方の社会的自立を促したい思いの表れなのでしょう。なかなか即効性のある解決策はありません。しかし、声を上げ続け、思いを巡らし、手を尽くし続けることで、多様な特性に引け目を感じることなく活躍できる社会できていくのだと感じます。そう信じたい。

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キャリアについて考える ⑤

久しぶりの更新となりました。

今回は、少々脱線して、つらつらと…。

 

以前、就職してから仕事を続けるためには、“体力が必要だ”ということをつぶやいていました。“体力”、その言葉だけを切り取ると、肉体労働を連想される方もいらっしゃるようです。ここで私が伝えたかったのは、“体力”イコール“調管理による仕事を続けられる”でした。

 

体調管理は、年齢や生活スタイルによって人様々です。

私自身、若い頃はさほど気にしていませんでしたが、最近は、寄る年波には勝てません。そこで、アプリを使って食べるものの量や種類、体重を管理しています。また、入浴、睡眠時間、朝の(柴犬との)散歩など、生活習慣に気を付けて体内リズムを整えるようにしています。

 

そんななか、意外な盲点が排便習慣。人に言えない悩みのランクでは、上位になるのではないでしょうか。少し前のフリートーキングでは、そんなことにも…。

 

生活支援員が、“排便”をテーマに選んだのは、利用者男性との面談で聞き取った腹痛の悩みから。便秘による腹痛があり、酷いときには仕事に行くのが辛いほど深刻。だけど誰にも相談できないとか。そこで、テーマにして、まずはみんなはどうしているかを聞いてみようということに…。

あえて普段の会話では語られないトイレの話が盛り上がり、この男性もホッとした様子。食べ物との関係(量・バランス)や、まずはトイレに行く時間を決めたりして、徐々に改善していったようです。

 

実際、この彼は、体力自慢で仕事を任されるほど能力を発揮するタイプ。水分補給はしているものの、夏場は汗の量も増え便も硬くなりがち。加えて食事量も増えるので…。

結果として、腹痛でパフォーマンスが落ちたり、最悪欠勤が続いたりするとなるとせっかくのキャリアも台無しになります。その彼も採用から2年を超え着々とキャリアを重ねています。

 

かくいう私も若い頃は、お腹がゆるくなる、いわゆるつまらない方の人。緊張すると途端に…なんてことも多々ありました。些細なことですが、当事者にとっては大問題です。そんな悩みも、相談できることで解決すれば儲けものです。今になって、些細なことの積み重ねがキャリア形成にも影響するのだなぁ~とつくづく考えさせられます。

キャリアについて考える ④

皆さんお気付きでしょうが、最近、ホームページのスタッフブログが頻繁に更新されています。

ツイッターも同様です(スタッフ頑張ってます。)。

是非、見てくださいね~。

 

ということで、需要があるかどうかは別として、本コラムの更新ももっと頑張らねば!

そんな強迫観念にかられながら、つらつらと…。

 

私の若き頃の拙いキャリア話の続きです。

長期のアルバイトに見切りをつけてしばらくすると、またお誘いが…。

 

当時、まだ24時間営業やコンビニのなかった頃。

深夜まで営業する小売店の夕方からのレジ業務でした。

もちろんレジスター(←懐かし~)は、手打ち。値札シールを見て打ち込みます。

ただ中にはシールが無いものや、野菜等にはシールがついていません。

値段を覚えていないと、大変なことに…。

 

もちろん、すべて現金支払い。

おつり切れはどうにかなりますが、途中でキャンセルがあると最初からやり直しです。

中には、お金が足りないお客様も…。

順番待ちができると、焦って打ち込みミスも起こりがちでした。

 

時代は変わって、現在のレジ業務。人的ミスが極力減らされているようです。

また、外国人に限らず、誰でもできる業務になりつつあります。

そして、必要なスキルも変わってきました。

バーコードスキャン、キャッシュレスの支払い方法、エコバックの有無等々…。

 

そう考えると、私の経験などあまり参考になりませんね。

しかしながら、お客様への笑顔と挨拶、加えて就労継続できる体力。

そんな基本的なスキルは、今も変わらず求められ続けているようです。

 

キャリアについて考える ③

前回、「苦難は続くのでした。」で終わった“しごと理解”。

今回は、その後について、遠い昔の話をつらつらと…。

 

しばらくして、同級生から声がかかました。

アルバイトスタッフが足りない。らしい…。

なので、彼もつづける。らしい…。

ただし、長期に続けられる人が欲しい。らしい…。

ファミレス(飲食業)で深夜まで。らしい…。

 

卒業後に接客業務に就くこともないし、いい経験になるかも。

安易に面接に行ったら、翌日から勤務(驚!)。

そして、数週間後、紹介した同級生は辞めていたのでした。

(ある意味、彼にも社会勉強させてもらったことは措く。)

 

その店舗は、スタッフ10数名のうち社員は2名。

残りはパート、アルバイト。

アルバイトとはいえ、接客マナー、提供ルール、衛生管理まで徹底教育。

そして、即実践(OJT)。

当時、24時間営業ではなく、深夜までの年中無休営業。

店長は、いつもお疲れの様子だったのを記憶しています。

 

ここで学んだのは、徹底したコスト意識、シフト勤務、賃金水準、割増賃金など。

本当に知らないことばかりでしたが、1年間超続きました。

しかーし、恥ずかしながら、本業の単位を落とす(泣)という失態を経て、

“ワークライフ、スタディバランス”に気づくことになるのでした。

 

今日のところは、ここまで。