所長コラム
うかいろ
通勤途中の道路工事看板を眺めつつ思うところをつらつらと…。
徒歩通勤。
集団登校の地域の子供たちにパワーをもらい続いています。
そんななか、気になる道路わきの縦長の看板。
とある交差点の要所に設置されている『うかいろ』の看板。
スクールゾーンにあるためか、ひらがなで書かれていますが…
はて、どれくらいの子供たちが意味が分かっているのだろうか?
の疑問がふつふつと…
その場所は、区画整理地から幹線道路に出る大きな交差点。
道路そのものが変わってくるので、片方の横断歩道が使えず、歩道もない状態。
交差点も少し複雑なつくり。
どちらかと言えば、『遠回りしてください』とか『回り道』の方が分かりやすいのでは?
と感じたのは私だけなのかなぁ。
察するところ、当初『迂回路』だった看板。
子供にも読めるようにと考えて、ひらがな標記にしたのでしょうか(勝手な想像です)。
たぶん私が小学生だったら、読めても理解できなかったでしょうね。
つきなみですが、日々の支援業務においても同様です。
『読める』だけでは意味がありません。
利用者の方に意味や意図を理解してもらえることは、本当に難しいことです。
障がいの特性や思考のくせから生活環境etcまで、たくさんのアセスメントが必要となります。
このため、いま、当センターでは、支援員全員がアセスメント力の強化に努力しています。
外部専門家の協力も得て、特性理解のための研鑽を重ねているところです。
こちらは『うかいろ』ではなく、『おうどうはない』のでしょうね。
ルールとマナー
少し前にマナー講師が炎上したとかしないとか。そんな話を耳にしたので、ルールとマナーについてつらつらと…。
ルールとマナー。
ルールは、約束事なので、場合によっては処罰されることがあります。一方、マナーは、守らなくても罰せられることはありませんが、お互いが気持ちよくなくなったり、関係性が壊れてしまうことも。
件の炎上は、マナー講師のパワハラ的言動が原因だとかで、テレビ的な演出が、視聴者を不快にさせたのでしょう(個人的見解です)。
たしかこの方だったと思いますが、以前、「最近の人は叱られてきてない…」的な発言を聞いたことがあります。だからと言って、パワハラは許されません。
私の見解は少し違っていて、どちらかというと、最近の人は社会に出るまでにマナーに関して、指導を受けたりや正しいことを教わる機会が少ないのでは…。言い換えると経験が少ないのだと考えます。
そうであれば、社会人として失敗も含め経験値を上げていけばよいのでしょうが、世知辛いご時世、すぐにやり玉に挙がってしまわないかと尻込みする気持ちも分かります。
私もずいぶん失敗してきました。ただ、失敗経験ほど次につながるものはないと感じています。
ずいぶん昔の話になりますが、こんなことがありました。知人の紹介で立ち寄った小料理店。女将さんにお酌したまでは良かったのですが…。注ぎ終わって女将がビシッと一言。「あなた!出世したいと思うのなら、正面を向いてビンは右手で持って左手を添えて注ぎなさい。」そう、女将は、左手で片手酌した若造を諌めたのです。今でもその光景は鮮明に覚えています。
そして、これが酒席のマナーを学ぶきっかけとなりました。感謝しかありません。
ルールを理解すること、マナーを身に付けることは難しいです。しかし、経験しないと身に付かないのも事実です。
その後
みなさん、こんにちは。
2ヶ月間放置されたコラムでしたが、この間の初老男性の頑張りをつらつらと…(需要があるのかは措く)。
前々回(3/14)の本項で、アルコールの話題に触れました。その後が気になりません?
実は、昨日までで111日間。アルコールを口にしていません。だからなんだ!とお叱りを受けそうですが、もう一つ頑張っていることがありまして、それを伝えたくて筆を進めます。
アルコールと距離を置くためには、何か合わせ技が必要ではないか!と勝手に思い込みカロリーレコーディングと隙間時間の活動量アップに取り組んできました。
前者が食事の量と種類のバランスを記録して、後者は可能な限り歩くこと。便利なアプリも活用して約3か月間継続してみました。
すると、な、なんと体重が2.9㎏減ったではないですか(@ ̄□ ̄@;)!!
ちなみに、マラソンでは、体重が軽くなると心肺機能が同じであれば、相対的に酸素供給量が増えることから、タイムが上がる言われています。
一般的には、1㎏痩せると、タイムが3分速くなるようです。もちろんその時の体調にもよりますが。
ということは、現時点で約3㎏×3分≒約9分。アオタイでサブ3.5も夢ではなさそうです。
はたまた、だからなんだ!と言われそうですが、そうです所長が痩せたからといってセンターにメリットはありません。ただメタボの突然死リスクが減ったことは確かなようですね(笑)。
加えて体調管理することの必要性は、伝えることができたのではないでしょうか?
就労継続の秘訣は、健康です。
春
春の到来に、伝えたい思いをつらつらと…
当センターには、入り口の西側と建物東側にちょっとした花壇があります。
寒い時期は、寂しかった花壇だったのですが、今、東花壇には黄色いチューリップ咲き揃い始めました。そして、入り口側には、チューリップ、フリージア、ビオラが咲いて、千鳥草と芝桜が今か今かと花開こうとしているところです。
華やかな花々には、彩りはもちろんですが、地中で蓄えてきたエネルギーを感じます。
この春、当センターも体制をリノベーションして、就労を軸にした支援を進めていくこととしました。開花同様に蓄えてきたエネルギー(支援ノウハウ)を惜しみなく放出するイメージです。
4月1日から相談支援サービスは、一旦休止しますが、その分、支援に係る資源(人材、技法、システム、施設設備)を指定障害福祉サービスに注力してまいります。
よろしくお願いいたします。
「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本
気になっていた本を購読しましたので、思うところをつらつらと…
齢五十を過ぎ、アラ還の域へと突入して暫し。人生百年時代といえども、とうに折り返しを過ぎて悩める年ごろ。なんとなく飲酒についても考えて見ようかな~と、深く考えずに手に取った一冊でしたが…。
読後の正直な感想は、「アルコール、怖え~」、そして「もう焼酎飲めなくなるわぁ~」とタイヘンなことに。
我ら世代は、お湯割り文化が浸透してきたせいで、ひと世代前のように、人前で酔って醜態を晒す、いわゆる“のん兵衛(やまいもほり)”は、あまりいませんでした。しかし、若い時分は上司の一声で突如として飲み会が企画されたり、自宅での“だれやみ(晩酌)”は、社会人としてはあたりまえのこと。疑問すら持たずに生活してきました。
ただ昨今の自粛モードから、晩酌の量が徐々に増えてきて、体重も増加気味。こりゃおかしいぞと懸念していましたが、習慣性の合理的な解とその怖さをこの本に教えられました。著者によると、『アルコールは薬品』だということ。そして、『飲酒には、精神的な効用はあるが、身体的な効用は全くない』云々…(詳細は、ぜひ買って読んでくださいね。酒飲みには必読だと思います。)。
確かに、これまでもフルマラソン前に長期禁酒したまでは良かったが、解禁後は酒量が増えたり、むしゃくしゃして飲酒したものの、酔いが醒めると何も解決できていない現実を前にして、自己嫌悪になったりしたもんなあ。今更ながらではありますが、沼にはまる前に少しアルコールから距離を置くことにしましょうか。
アルコールに限らず、人は普段あまり気にも留めないような習慣や思考、行動の中に生きています。何かをきっかけに、一旦立ち止まって俯瞰的に見つめ直すことが必要なようです。
ちなみに、どれくらいの期間距離を置くことができるかは、私次第です。まずは実践あるのみ。