所長コラム
不易流行、流行は∞
もっと、もっと頭を柔らかくせねば!感じて、つらつらと…
私事ですが、先日、息子の結婚披露宴をおこないました。
コロナ禍の影響で、入籍から4年後、3才の愛娘を交えて、3名のお披露目でした。
お宮の参道を親族で歩み、神殿で宣誓する古式ゆかしき神事は厳かな式典。
緊張の中にも、思わず涙腺も緩んで…。
そして披露宴。
そうそう、冒頭の“もっと、もっと頭を柔らかくせねば!”と感じたのはここでの事。
宴自体のスタイルは、円卓で美味しい食事を食べながら、と従来通りなのですが。
驚いたのは、開宴のプロローグ、新郎新婦のプロフィール紹介、友人たちからのサプライズ、いずれも動画。
自分たちで、撮影、編集したとか。
なかなかの仕上がり。
一部、クリエイターが作成した動画も、素材動画は自分たちで納得したものを提供する徹底ぶり。
身近なツールをキャッチして、操ることができるのです。
ITネイティブというのは、こういうことも指すのでしょう。
翻って、自身はどうでしょう。
本当の意味で流行(新しいことや可能性)にアンテナを立てているのか…
今更ながら考えさせられました。
そんな個人的な反省は別として、4月にも申し上げましたが、本年度、当センターでは、様々な可能性を模索中です。
そのなかでも支援ニーズをキャッチできるよう、連日協議を重ねているところです。
貴重なご意見をいただければ、幸いです。
それぞれの春
令和5年度が始まりました。
4月から新しい利用者の方、
そしてトライアル雇用が始まった方
夫々の春がやってきたようです。
今年は、専門学校、高校、そして中学校を
卒業された方が利用を開始されました。
(ちなみに随時利用開始できます)
さらに、新入職員(20歳代)も加わり、
フレッシュなスタートとなりました。
夫々に不安があるとは思いますが、
皆さんフレッシュな風を吹き込んでくれています。
今年度は、センターも新しい取り組みを
たくさん準備しています。
順次、公開していきますので、乞うご期待です。
余談ですが、関東に住んでいる息子が
中目黒の桜がたいそう綺麗だったということで
送ってくれました。
14番目の月
3月は旅立ちの月。
あたらしい生活が始まる前のわくわくや、
かたや不安な気持ちが交錯する月。
そんな月つながりで、つらつらと…。
今朝は、愛犬の散歩中、突然西に方向転換。
まだ、普段の半分も歩いていないのに…。
どうしたのかな~?と思いつつ西の空を見上げると…。
きれいなお月様が。
そうそう、夕べの天気予報で明日は満月!
と伝えていたのを思い出す。
ということは…
今日は、“14番目の月”。
途端にユーミンの表題曲が頭の中で流れだす。
ご存じだろうか。70年代半ばの曲。
私が初めて聞いたのは、確か高校生のころ。
当時少し上の世代が聞いていた音楽には憧れがあって、
苦労してレコードを手に入れてカセットに録音。
テープ伸びるまで聞いたのを覚えている。
そんな中の1曲。
『つぎの夜から 欠ける満月より
14番目の月が いちばん好き』
多感な頃。
大人になっていく不安と歌詞を重ね合わせて
いたのかもしれない。
なぜか今頃よく思い出すのは、別れの季節からなのか…。
しかし大人になって気づいたのは、別れより圧倒的に
出会いの数が多いこと。
そんな新しい出会いを求めて、4月から新たな年度が始まる。
新年度、当センターでは、NPO活動の活性化を始動する。
これまでの活動実績を地域に還元できればと考えている。
障害という名称が、施設の敷居を高くしている現実を
少しでも下げていきたい。
それを実現するためには、何が必要なのか。
どうすればいいのか。
まずは、地域に出ていこう。
そして、交流の機会を持とう。
障がい福祉サービス以外にもできることに取組もう。
そんなことを真剣に考えている。
地域に開かれた障害者雇用支援センターになるために。
卯年
新年 明けましておめでとうございます。
今年は、卯年。飛躍や向上の年のようです。兎がぴょんぴょん跳ねるので、その象徴なのでしょうか。
私が思うには、飛び跳ねるにもその元になる脚力が必要ということ。平穏な日常の中にも日々の経験や努力を積み重ね、飛躍するときの脚力=自力を備えておくべきと考えます。社会人には、様々な役割が求められますが、その自力如何で対応に差が出て、評価もされます。飛びぬけた成果を上げる機会は滅多にありませんが、その過程に手を抜かずにいることが大切です。
年の初めにそんなことに思いを巡らしながら、高2の息子のプリントを眺めていたところ、こんな文章を目にしました。近い将来社会に出る生徒に向けて、社会人とはどうあるべきかを伝えたい先生の的を得た表現です。一方、私たち大人(社会人)は、子供たちからそういう風に見られると思うと、自省の念に駆られます。では、その一部を紹介しましょう。
(略)
学生のうちは周囲の人々によって、生かされ、支えられています。社会人はその社会を支える側になっていきます。『自分のために頑張りながらも、他の人のために努力する人間』、『人のために質の高い能力が必要だからこそ、自分を伸ばそうと努力する人間』それが社会人です。
(略)
個人的には、前段は当然のこと、後段の努力に惹かれます。まさに当センターが求める人材(支援者の素養)だと考えます。
当センターでは、今年も職員一丸となって、障がい者の社会的自立をアシストしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
年の瀬
前回、師走に入ったとつぶやいたのが今月1日付。そしてもう27日。アッという間に年の瀬です。そんな中、慌ただしく駆け抜けた、この1年を振り返りつつ、つらつらと…。
冒頭から、個人的な話題で恐縮ですが、世間で高名な占星術師によると、今年、私は大殺界のど真ん中とやら。
気にするも、気にしないも本人次第なのでしょうが、元日から家族の体調不良、3日には冷蔵庫が壊れ、右往左往する正月からスタート。そりゃ気にするでしょう大殺界!
しかし、そんな巡り合わせがあるとすれば、体調不良だけは避けようと断酒、食事量レコーディング、運動、ストレッチに取り組んだ次第。結果的には、節制をするきっかけを作ってくれた大殺界、と楽観的に捉えて無事乗り切れたようです。
しかし、今年は、いろいろあったなぁ~が本音のところです。
さてさて、本題に入ります。
今年も当センターでは、利用する方々や家族のご理解、関係機関の連携もあり、様々な形で福祉サービスを提供することができました。深く、お礼申し上げます。
昨年末から検討を進めていました相談支援事業の休止は、予定通り3月末でソフトランディングできました。引き続き4月からは支援資源を主要3事業へ集約させ、広報と管理業務を強化することもできました。これらは、職員一人一人の頑張りの賜物です。
現下の社会情勢は、新型コロナウイルス感染から物価高まで、刻々と変化しています。我々福祉事業者は、様々な情報をキャッチしながら事業を進めていく必要があるようです。当センターにおいても、来年度に向けて、必要とされる支援とは何か、更に検討していきたいと考えています。
来年もよろしくお願いいたします。