新しい時代への節目
新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今年の三箇日は、良く晴れて、平年に比べ暖かいお正月でした。利用者の皆さんは、事故や病気もなく有意義に休暇を過ごされ、6日からは普段通りの活気ある日常が戻ってきました。素晴らしい。
さてさて、年頭ということで、節目についてつらつらと…
こどものころは、今年の抱負を語ったり、書初めをしたり…。社会人になってからは、年頭の挨拶を賜ったりして、節目を感じてきました。ただ、今年は少々勝手が違う気がします。
そう!今年は、オリンピック、パラリンピックイヤー!なんです。
年明け早々、メディアからは、昨年よく耳にしていたワンチームからオリンピックイヤーに代わり、あと199日(1/7現在)なんて聞けば、そこまで迫っているのかと実感させられます。
前回の東京大会は1964年、昭和39年の10月でした。56年前になります。私事ですが、生後3か月で迎えましたので、2回目の自国開催の夏季オリンピック。大会そのものにも魅力はありますが、開催後の時代変化への期待もあり、ワクワクしてくるのです。そう捉えると、今年は特別な節目の年なんですね。
前回大会後、日本は高度経済成長を背景に、経済が大きく発展し近代化されました。人口も1億人を超え、2010年頃までは増え続けました。64年生まれとしては、まさに豊かさの始まりの象徴のようにも感じます。
では、今大会後は…。あくまでも私見ですが、前回のような経済成長を思い描いている人は、まずいないでしょう。ただ私が思うに、たくさんの変化の一つとして、多様性が認められる社会に変わっていくのではないかと感じていますし、そう願っています。といいますのも、これまでの報道をみていると、オリンピックと同等にパラリンピックもメディアに取り上げられますし、社会も受け入れているようです。何よりも、ハンディを克服しながら競技に臨むアスリートたちは輝いていいる。ほんと素晴らしいのです。前回大会時には想像もされなかった社会の変容を映し出しているのではないでしょうか。もちろんオリンピアンも素晴らしい。
仕事の立場から言わせていただくと、大会後、多様性を受け入れる社会が成熟して、職場に様々なハンディーのある人、具体的には障がい者、高齢者、生活困窮者、外国人等が一緒に働くことが普通になっていくといいんだかなぁ~と願っています。
年頭あいさつとしては、舌足らずになりましたが、当センターは、今年も障がい者の社会的自立を多方面からアシストしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。