職員活動特集 No.1 地域との繋がり
■ROS(リレーショナルオープンスクール)に参加して
11月17日(金)みやざき中央支援高等学校にて、
特別支援が必要な子供たちが、地域と繋がりながら、
社会に出ていけることを目指してという目的から、
みやざき中央支援学校に地域の先生方や支援関係者を招いて、
授業風景の視察や、特別支援教育の将来について、
国立特別支援教育総合研究所 総括研究員 横山貢一先生の講演が行われました。
今回、中央支援学校から依頼を受けて、進路の眞田先生と何度か打合せを重ね、
繋がる支援側として話題提供してほしいとの依頼がありましたので、
参加させて頂きました。
学校では、先生方が社会に出た時に困らないようにと、割引算の授業や、
職場実習に行った時に困らないようにと、現場への交通の確認や、
仕事が終わった時の報告の仕方などを、一人一人に丁寧に教えていました。
また、地域の高校の特別支援教育の担当の先生方も視察に来られていました。
午後からの高等部ミーティングに参加させていただき、
通級クラスが出来るにあたり、
どのように教えていけばいいのかといった具体的な質問もありましたが、
支援学校の先生が丁寧に伝えていました。
また、当センターからも就労移行支援で福祉に繋がる前にできることについて話題提供しました。
「自分の障害について知ることで、周囲にヘルプを求めることができる。」こと。
そのことについて幾つか事例を交えて紹介しました。
近年、働く障害者が増えてきていますが、
その分、働く側ももっとアピールしなければならなくなるでしょう。
企業も、合理的配慮といって、環境整備に力を注ぐでしょう。
私達、福祉側として、労働と、教育と、そして医療との繋がる支援がますます問われます。
障害があっても働き続けられるように、『アシスト』していきたいと思います。