コミュニケーション
つぶやきやボヤキは山ほどあれど、なかなか文章にできずに早や3か月。
師走の風の冷たさに焦りを感じつつ、テーマについてつらつらと…。
さてさて、文章を書くことと同様に難しいのが、テーマの(対人)コミュニケーション。いわゆる話して意図を伝えること。いや、伝わること。
先日、子供から私の所有物を貸して欲しいということでかけられたのが、
「〇〇を借りてもいい?」
ん?と私は首をかしげる。
「あっ、ごめん。〇〇貸してもらってもいいですか?」
ん?
「日本語の使い方おかしくない?」と返すと…しばらく考えてから
「〇〇貸してください」
「人にお願いするときは、そう(お願いする)やろうね!」
このやりとりに意地悪な親だと思われるでしょうが、社会に出て誤解を招くのではないかなぁと考えると、つい…
初めの2文。多分、子供としては、相手のことを気遣っての発言でしょうが、一方で聞き手によっては、○○を貸してもらえることを前提にして、その行為に承認をもらいにきたと思われないでしょうか。さらに、自分が傷つかない言い方で、自己中心的だなぁと私は考えてしまいます。
最後のいわゆるお願いは、話し手の借りたいという意思が伝わってきます。ただ、少し大げさですが、貸してもらえないかも!という不安やリスクを感じるのです。つまり何が言いたいかというと、お願いすることで断られることがあることを恐れてはいけないし、交渉することも大切だということ。
日々、支援者として、「報告、連絡、相談」の重要性を伝えていて、これらを習得できるのはもちろんのことですが、これに加えて、自分からお願いすることや援助を求めるスキルも就労定着には大切なことだと日々考えています。実際、些細な誤解から就労継続できなかった残念なケースもあります。
そんなことを思いつつ、子供に接してはいるのですが、件の○○は、持ち主の了解を得ることなく使われていきました。なかなか思うようには伝わらないものです。私のコミュニケーション力不足なのでしょう。