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採用担当者様インタビュー

有料老人ホームりんごの里 代表取締役社長 押川りか様

Q御社について教えて下さい。

A私たちは、住宅型老人ホーム5ヶ所、デイサービス2ヶ所、訪問介護看護事業所において、ご利用者様に質の高いケアを提供しています。当所にはホーム、デイ、看護全てが揃っていますので、スタッフがチーム一丸となって日々のケア業務に取り組んでいるところです。 全従業員数は約120名です。

Q障がい者雇用のきっかけを教えて下さい。

A会社の方針として、介護事業の未来を担う人材育成のため、幅広く職場実習を受け入れてきましたので、障がい者も特別なことではありませんでした。 ただし、障がい者ご本人の頑張りはもちろんですが、サポート体制がある方が楽しく仕事できると思います。

Q障がい者雇用を始める前にどのような準備をされましたか。

A最初は、私も現場にも、業務の分担、利用者様への対応、指導方法など、様々な不安がありましたので、外部から講師を招いて職員研修会を重ね、障がい理解に努めました。 採用後は、キャリアアシスト宮崎の担当者とジョブコーチに実務面の相談に乗ってもらいました。

Qりんごの里で雇用されている方のことを教えて下さい。

A現在、2名の障がい者を雇用しています。介護職と清掃職です。いずれも宮崎障害者雇用支援センターキャリアアシスト宮崎から紹介を受けて、職場見学実習からトライアル雇用、正式雇用へと段階を追って進めました。 介護職の職員は、採用当時未成年、資格も取り立てで経験も浅かったので、1年~2年スパンでスキルアップしていきました。採用から5年になりますが、今では自ら設定した目標に向けて、頑張ってくれています。 清掃職の職員は、キャリアアシスト宮崎の担当者とジョブコーチと一緒になって業務を組立てました。それを修正しながら、今の形が出来上がりました。

Qいずれも長く勤務できていますが、秘訣はありますか。

A特にありませんが、二人には、毎日仕事の報告をしてもらっています。これを地道に続けることで現場の職員も二人の性格や強みが分かってきて、良好なコミュニケーションが生まれているようです。

Q障がい者雇用について一言お願いします。

A当社に限って言えば、“人対人”の仕事なので、障がいがあっても利用される方と触れ合うことに喜びを感じてもらいたいし、そういう方に働いてもらいたいと思います。 事業者としての立場からは、雇用する側、される側双方の相談先があることが大切だと思います。

宮崎運輸株式会社 本社総務部・経理部部長 神田敏郎様

Q御社について教えて下さい。

Aわが社は、昭和18年創業の長い歴史を持つ運送会社です。現在、特別積み合せ事業を主軸として、通運事業、保管事業、貸切輸送を展開しています。今年で創業80周年を迎え、従来の堅実さと信頼を忘れず、社会のニーズに対応できる企業を目指します。

Q障がい者雇用のきっかけを教えて下さい。

A会社として障がい者雇用に取り組むため、まずは業務の洗い出しました。各支店の業務を精査して、当時小林営業所だけにあった荷物の仕分け作業を行う「作業員」という職種を宮崎支店にも設け、この2か所で障がい者雇用を進めました。 この業務は、従来ドライバーの仕事でしたので、社内合意には時間を要しましたが、結果としてドライバーの負担軽減に繋がったわけです。

Q現在、宮崎支店で雇用されている方のことを教えて下さい。

A実際に障がい者を雇用するにあたって宮崎障害者雇用支援センターに相談したところ、センター内のキャリアアシスト宮崎(就労移行支援)からの職場実習を提案いただきました。 業務は、プラットホームの荷物を配送コース別に仕分けする業務です。 現場では、到着した荷物が広いプラットホーム上に点在するため、効率よく作業する必要があります。最初は大変だったと思います。

Q企業の障がい者雇用について一言お願いします。

Aわが社では、大阪支店で路上生活者、鹿児島営業所では重度身体障がい者を雇用した実績があります。今後は、障がい者に限らず、女性や高齢者の雇用にも力を入れていこうと考えています。