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職員研修 高次脳機能障害の理解に係る研修

日に日に寒さが厳しくなる今日この頃ですね。

ニュースや新聞では、県内でインフルエンザが蔓延していると聞いています。

手洗い、うがいの励行をこころがけ暖かく過ごしていきたいですね。

 

さて、1月17日(木)職員勉強会を行いました。

講師に、宮崎障害者職業センターより伊藤主任カウンセラーをお招きし、ご講義頂きました。

国は、障がいのある方の社会参加を進めています。

身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病やその他の障害の方など、

障がいのある方が社会参加ができるよう障壁となるものを取り除き、共に生活していくということをすすめているのです。

これまで、当センターに相談に来られた方の中に、高次脳機能障害の方がおられました。

話しを聞かせて頂くと、脳出血により治療とリハビリを重ねてきたと言います。

また、仕事は辞められたと伺いました。

お見受けしたところ、まだまだ働き盛りだと思われましたし、子供が育ちあがり夫婦の時間を考えていこうかとしている矢先に病魔に襲われたと、苦しい胸の内を話して下さいました。

それから約2年程、リハビリを続ける中で、何か社会の役に立つことはないかと自問自答する日々だったそうです。

お恥ずかしい話ですが、私たちはこれまで高次脳機能障害の方の就労支援に携わったことがありませんでした。

今回、相談を受けて、さて何から始めたらいいのかと、いろいろ考えさせられました。

 

そんな折、先月、宮崎労働局主催の雇用支援セミナーを受講した際、

宮崎障害者職業センターの伊藤主任カウンセラーによる高次脳機能障害について講演をお聞きし、今回の職員研修講師をお願いしたというわけです。

伊藤主任カウンセラーは、前任地等におかれ、高次脳機能障害者の支援に携わり、その時の事例等も含めてわかりやすく研修してくださいました。

幾つもの質問にも丁寧にお答え頂き、ようやく支援準備が整いそうです。

 

 

新しいことに踏み出す時は、ほんの少しの勇気と支えてくれる人が必要だと改めて感じています。

支援は、まだまだこれからです。